庭木の葉が丸まる・縮れる・変形する|虫・乾燥・薬剤の飛散など原因の見分け方をわかりやすく解説

お庭の基礎知識
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  • 葉の丸まり
  • 葉の縮れ
  • アブラムシ
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「新芽の葉がくしゃくしゃに縮れて開かない」「夏の昼間になると、葉が内側に丸まっている」「葉が筒のように巻かれて、中に何かいるようだ」といった葉の形の変化は、病気なのか虫なのか分かりにくく、木が弱っているのではないかと心配になる異変です。

まずご理解いただきたいのは、葉が丸まったり縮れたりする原因には、汁を吸う虫、乾燥や高温、除草剤などの薬剤の飛散、病気、葉を巻いて中に潜む虫などがあると一般に説明されるということです。新芽だけか古い葉もか、一時的か戻らないか、葉の裏や巻いた葉の中に虫がいるかを見ることで、原因の見当を付けやすくなります。本記事では、葉の変形の見分け方、確認の手順、そして業者に相談したほうがよい状態を整理します。

変形した葉の裏と新芽を確認し、時間がたつと戻るかどうかを見てください。原因によって対応が異なります。

葉の変形で見るべきなのは、どの葉が、どのように変形し、時間がたつと戻るかどうかです。新芽の葉が縮れていて、葉の裏や新芽に小さな虫が群がっている場合は、アブラムシなど汁を吸う虫が疑われます。暑い日の昼間に葉が丸まり、夕方や水やりのあとに戻る場合は、乾燥や高温への反応であることが多いとされます。葉が筒状に巻かれていたり、糸で綴じられていたりする場合は、中に虫が潜んでいることがあります。近くで除草剤などの薬剤を使ったあとに、新芽がねじれたり細く変形したりした場合は、薬剤の飛散も疑われます。木全体に変形が広がっている場合や、新しく出る葉がすべて変形する場合は、業者に相談することをおすすめします。外観だけで原因を断定することは難しいため、本記事は判断の目安としてお読みください。

葉が丸まる・縮れる原因の基礎知識(5つの項目)

葉の変形の原因はいくつもありますが、出方にはそれぞれ傾向があるとされます。

基本1新芽が縮れる場合は、アブラムシなど汁を吸う虫が疑われます

アブラムシは、新芽や若い葉に群がって汁を吸う小さな虫で、吸われた葉が縮れたり、裏側に丸まったりすることがあると一般に説明されます。葉の裏や新芽に小さな虫がびっしり付いている、葉がべたつく、黒いすす状の汚れが付く、アリが枝を行き来している、といった手がかりを伴うことが多いとされます。見分け方はカイガラムシ・アブラムシの記事にまとめています。

基本2暑い日に葉が丸まって夕方に戻る場合は、乾燥や高温への反応が考えられます

強い日差しや高温、乾燥が続くと、葉から水分が失われるのを抑えるために、葉が内側に丸まったり垂れ下がったりすることがあるとされます。この場合、涼しくなる夕方や、水やりのあとに葉の形が戻ることが多いのが特徴です。一方で、乾燥が長く続くと、葉の縁から茶色くなり、丸まったまま戻らなくなることもあります。根元の土の湿り具合をあわせて確認してください。

基本3除草剤などの薬剤が飛散すると、新芽がねじれたり細くなったりすることがあります

近くで除草剤などの薬剤を使ったあとに、庭木の新芽がねじれる、細く変形する、葉が縮れるといった変化が出ることがあるとされます。風の強い日の散布や、木の根元近くでの使用で、薬剤が庭木に届いてしまうことがあるといわれます。散布した場所に近い側の枝だけに変形が出ている場合は、薬剤の影響も疑われます。除草剤を使う場合は、製品ラベルの適用・用法を確認し、庭木の近くでの使用は慎重に考えてください。

基本4葉が筒状に巻かれたり綴じられたりしている場合は、中に虫が潜んでいることがあります

ハマキムシと呼ばれるガの幼虫などは、葉を巻いたり、何枚かの葉を糸で綴じ合わせたりして、その中で葉を食べながら育つことがあると一般に説明されます。巻かれた葉を外から見ると、糸で留められていたり、中に黒っぽいふんが見えたりすることがあります。巻いた葉の中に毛虫が潜んでいることもあるため、開いて確認する場合は手袋をしてください。

基本5病気で葉がふくらんだり縮れたりすることもあります

病気の中には、葉の一部が赤みを帯びてふくらんだり、もち状に厚くなったり、縮れて波打ったりするものがあるとされます。ウイルスが関係するとされる症状では、葉にまだら模様が出たり、葉が細く変形したりすることもあります。虫の姿がなく、葉の色の変化を伴って変形している場合は、病気の可能性も考えて確認してください。病名を見た目だけで特定するのは難しいため、写真を撮って相談すると確実です。

葉の丸まりや縮れに気づいたときの確認手順(4つの手順)

変形した葉と新芽、周囲の状況を順に確認します。

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    どの葉が、どのように変形しているかを写真で記録します

    変形しているのが新芽だけか、古い葉もか、木全体か片側や特定の枝だけかを確認します。縮れているのか、丸まっているのか、筒状に巻かれているのか、ねじれて細くなっているのかも見てください。近くの写真と木全体の写真を撮り、日付を残しておくと、広がっているかどうかを比べやすくなり、業者に相談するときにも説明しやすくなります。

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    葉の裏・新芽・巻いた葉の中に、虫やふんがないかを確認します

    手袋をして、変形した葉の裏や新芽のまわりを観察します。小さな虫が群がっている、葉がべたつく、黒いすす状の汚れがある、アリが行き来している、といった変化があれば、汁を吸う虫が疑われます。筒状に巻かれた葉は、糸で留められていないか、中にふんや幼虫がいないかを確認してください。毛虫がいる場合は素手で触れないようにします。

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    時間帯による変化と、根元の土の湿り具合を確認します

    暑い日の昼間に丸まっていた葉が、夕方や朝に戻るかどうかを確認します。あわせて、根元の土を指で少し掘り、乾ききっていないかを確かめてください。時間帯によって戻る場合は、乾燥や高温への反応であることが多いとされます。乾いている場合は、暑い時間帯を避けて、根元にしっかりしみ込むように水を与える考え方が一般的です。

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    最近の薬剤使用を振り返り、広がる場合は業者へ相談します

    庭や近くで除草剤などの薬剤を使っていないか、風の強い日に散布しなかったかを振り返ります。新しく出る葉がすべて変形する、木全体に広がっている、葉の変形とともに枝が枯れ込んできた場合は、業者に相談してください。相談の際は、撮った写真、樹種、いつ気づいたか、虫の姿の有無、最近の薬剤使用や水やりの状況を伝えると、原因の見当が付きやすくなります。

葉が丸まる・縮れるときに避けるべき行動

原因が分からないまま薬剤を散布することは避けます

葉の変形の原因は虫とは限らず、乾燥や薬剤の飛散、病気の場合もあるため、確認しないまま薬剤を散布しても効果がないことがあります。薬剤を使う場合は、対象となる植物と虫・病気、使い方が製品ラベルに書かれた範囲に当てはまるかを確認し、記載に従ってください。本記事では特定の商品や使い方の推奨は行いません。

庭木の近くでの除草剤の使用は慎重に考えます

庭木の根元近くや、風の強い日に除草剤を散布すると、薬剤が庭木の葉や根に届き、変形や枯れの原因になることがあるとされます。除草剤を使う場合は、製品ラベルの適用・用法を確認し、庭木の近くでは手で抜く方法やほかの対策もあわせて検討してください。雑草対策の方法は雑草対策の記事にまとめています。

葉が丸まったからと、昼間の暑い時間帯に水をかけることは控えます

暑い日に葉が丸まると、すぐに水をかけたくなりますが、日差しの強い時間帯の水やりは、土の中の水が温まりやすく、根の負担になることがあるとされます。水やりは朝や夕方の涼しい時間帯に行う考え方が一般的です。土が湿っているのに葉が丸まっている場合は、水を足すのではなく、ほかの原因を確認してください。

変形した葉や枝を大きく切り詰めることは避けます

変形した葉を見たくないからと枝を大きく切り詰めると、木が使える葉をさらに減らし、弱っている木の負担になることがあるとされます。虫の付いた葉や、巻かれて中に虫がいる葉を取り除く程度にとどめ、取り除いた葉は袋に入れて処分してください。大きな剪定は、原因が分かってから考えてください。

業者に相談したほうがよいケースと依頼の考え方

新しく出る葉がすべて変形する、木全体に変形が広がっている、夕方や水やりのあとも葉が戻らない、葉の変形とともに枝が枯れ込んできた、虫が大量に付いていて手の届かない高さまで広がっている。このような場合は、自分での対処にこだわらず、庭木の手入れや消毒を扱う業者に確認を依頼してください。判断の結果、虫の付いた枝の剪定、薬剤の散布、水やりの見直し、経過を見るといった方向性が示されます。暑い日の昼間だけ丸まり、涼しくなると戻る場合は、急いで業者に依頼する必要は通常ありません。

相談するときは、樹種、変形している葉の位置と形、いつ気づいたか、虫の姿やべたつきの有無、最近の除草剤などの薬剤使用、水やりの状況を伝えると、原因の見当が付きやすくなります。費用は、木の大きさ、作業の内容、薬剤散布の有無などで変わるため、現地を確認してもらったうえで、作業ごとの費用を見積もりで確認してください。隣家や近隣での薬剤散布が原因と考えられる場合も、まずは状況を写真で記録し、判断に迷う場合はお住まいの自治体の相談窓口に問い合わせると、相談先の案内を受けられることがあります。

アブラムシなど汁を吸う虫の見分けはカイガラムシ・アブラムシ等の見分け方、夏の暑さと水やりは夏の庭の水やりと猛暑対策、水やりの基本は庭木の水やりの基本、除草剤を含む雑草対策は雑草対策の方法比較、葉が白っぽくなっている場合は庭木の葉が白くなる・白い粉が付くをご覧ください。

新しい葉がすべて変形する場合や広がっている場合は、早めの相談をおすすめします

葉の丸まりや縮れは、一時的な暑さへの反応のこともあれば、虫や病気、薬剤の影響のこともあります。木全体に広がっている場合は、原因を確かめてから対処することをおすすめします。現地調査・見積もり無料のサービスを利用すると、金額を確認してから判断できます。

庭木の葉が丸まる・縮れるときのよくある質問

Q.新芽の葉がくしゃくしゃに縮れています。原因は何でしょうか?

A.新芽の葉が縮れている場合は、アブラムシなど汁を吸う虫が疑われると一般に説明されます。葉の裏や新芽に小さな虫が群がっていないか、葉がべたついていないか、アリが行き来していないかを確認してください。虫の姿がない場合は、近くでの薬剤の使用や病気の可能性もあります。広がっている場合は、写真を撮って相談してください。

Q.暑い日の昼間に葉が丸まっています。水が足りないのでしょうか?

A.強い日差しや高温、乾燥が続くと、葉から水分が失われるのを抑えるために葉が丸まることがあるとされます。夕方や朝に葉の形が戻る場合は、一時的な反応であることが多いといわれます。根元の土を触って乾いている場合は、朝や夕方の涼しい時間帯に水を与えてください。土が湿っているのに戻らない場合は、ほかの原因を確認してください。

Q.葉が筒のように巻かれています。中を開けても大丈夫ですか?

A.葉が筒状に巻かれていたり、糸で綴じられていたりする場合は、中にガの幼虫などが潜んでいることがあるとされます。毛虫が潜んでいることもあるため、開いて確認する場合は手袋をして、素手で触れないようにしてください。数が少なければ、巻かれた葉ごと取り除いて袋に入れて処分する方法が一般に知られています。数が多い場合は業者に相談してください。

Q.除草剤を使ったあとに、庭木の新芽がねじれてきました。

A.除草剤などの薬剤が庭木に届くと、新芽がねじれたり、細く変形したり、葉が縮れたりすることがあるとされます。散布した場所に近い枝や、風下側の枝に変形が出ている場合は、薬剤の影響も疑われます。使用した製品のラベルで注意事項を確認し、変形が広がる場合や枝が枯れ込む場合は、写真を撮って業者に相談してください。今後は庭木の近くでの使用を慎重に考えてください。

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