庭のリフォームと外構工事の違い|どの業者に何を頼むべきか

お庭の基礎知識
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「庭を作り変えたいけれど、頼むのは植木屋さん?外構業者?リフォーム会社?」——庭まわりの工事を考え始めると、まずこの疑問にぶつかります。庭のリフォームと外構(エクステリア)工事は重なる部分も多い一方、得意分野の中心が異なり、頼む相手を間違えると「その工事はうちでは……」と話が進まなかったり、不得意分野を割高に頼んでしまったりすることがあります。

本記事では、庭のリフォーム(造園)と外構工事のそれぞれが主に扱う領域、両方にまたがる工事の考え方、電気・水道など資格が必要な工事の切り分け、そして「やりたいことリスト」から依頼先を決める手順と見積もり比較の注意点までを一般知識として解説します。呼び方や守備範囲は会社によって幅があるため、本記事は一般的な整理としてお読みください。

結論:「植物と庭空間」は造園、「構造物」は外構が中心。やりたいこと次第で頼み分ける

おおまかに言えば、植栽・剪定・芝生・庭石の配置など「植物と庭空間づくり」が中心なら造園(庭のリフォーム)、駐車場・カーポート・門扉・フェンス・ブロック塀・アプローチ舗装など「構造物の設置・改修」が中心なら外構(エクステリア)工事が主な領域です。実際には両方を扱う会社も多く、境界は会社ごとに異なります。大切なのは、やりたいことを書き出して「植物系」「構造物系」に仕分けし、中心となる工事を得意とする会社に相談すること。また、屋外照明・コンセントの電気工事や散水栓などの給排水工事は資格が必要な領域のため、対応可否と施工体制を必ず確認しましょう。

庭リフォームと外構工事|5つの基礎知識

まず、それぞれの言葉が指す範囲と、依頼先選びに関わる基本を整理します。

基本1造園(庭のリフォーム)の中心は「植物と庭空間」

造園業者・植木屋が主に扱うのは、庭木の植栽・剪定・伐採・移植、芝生や花壇づくり、庭石や飛び石の配置、生垣の造成といった「植物と庭の空間デザイン」の領域です。和風庭園の作庭や、既存の庭を活かした作り直し、手入れしやすい庭への再設計などは造園の得意分野です。植物の性質(成長速度・日照・土壌)を踏まえた提案ができるのが強みで、完成後の維持管理まで継続して頼めることも多いのが特徴です。

基本2外構(エクステリア)工事の中心は「構造物」

外構業者が主に扱うのは、駐車場の土間コンクリートやカーポート、門柱・門扉、フェンス・ブロック塀、玄関アプローチの舗装、テラスやサイクルポートといった「建物まわりの構造物」の領域です。コンクリートやブロックの施工、地面の掘削・整地など土木寄りの工事が含まれ、構造物の強度や排水勾配といった技術が問われます。エクステリア商品(既製のカーポートやフェンス)の選定・施工に慣れているのも特徴です。

基本3重なる領域も多い——ウッドデッキ・砂利・防草・目隠し

ウッドデッキの設置、砂利敷きや防草シート、目隠し(フェンスか生垣か)、庭の舗装などは、造園・外構のどちらでも扱われることが多い重なり領域です。たとえば「目隠しがほしい」という要望には、フェンス(構造物)でも生垣(植物)でも応えられ、どちらを提案されやすいかは会社の得意分野に影響されます。複数の選択肢がある要望ほど、異なるタイプの会社から提案を受けて比較する価値があります。

基本4資格が必要な工事は切り分けて考える

庭まわりでも、屋外コンセントやガーデンライトの配線工事は電気工事士の資格が必要な領域であり、散水栓・立水栓の増設・移設といった給排水工事にも専門の施工が関わります。ブロック塀には高さなどの基準があり、解体・新設は安全面の知識が問われます。こうした工事を含む計画では、業者が自社対応か提携業者対応かを確認し、無資格施工にならない体制であることを確かめましょう。DIYでの電気・水道工事は行ってはいけない領域です。

基本5リフォーム会社・ハウスメーカー経由という選択肢もある

家のリフォームと同時に庭や外構を工事する場合は、リフォーム会社やハウスメーカーが窓口となり、実際の施工は提携の造園・外構業者が行う形も一般的です。窓口が一本化される安心感がある一方、中間の管理費用が乗る場合や、提案の幅が提携先に依存する場合もあります。庭・外構単独の工事なら専門業者への直接相談、家との一体工事なら窓口一本化、というように、工事の性質と自分の手間のバランスで選ぶとよいでしょう。

依頼先を決めるまでの4ステップ

「どこに頼むか」で迷ったら、やりたいことの仕分けから始めるのが近道です。

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    やりたいことを全部書き出す

    「駐車場を1台分増やしたい」「木を減らして手入れを楽にしたい」「目隠しがほしい」「照明を付けたい」など、庭まわりでやりたいことを大小問わず書き出します。この段階では実現性や予算を気にせず、家族の要望を集めることが目的です。現状の庭の写真を撮っておくと、後の相談で必ず役立ちます。

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    「植物系」「構造物系」「設備系」に仕分ける

    書き出した項目を、植栽・剪定・芝生などの「植物系」、駐車場・フェンス・舗装などの「構造物系」、照明・電源・水道などの「設備系」に仕分けます。どの系統が中心かで、造園中心か外構中心か、相談すべき相手が見えてきます。設備系が含まれる場合は、資格対応の確認が必要というマークを付けておきましょう。

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    中心領域を得意とする業者に複数相談する

    中心となる系統を得意とする業者を2〜3社選び、同じ要望リストと写真で相談します。会社によって「うちはここまで対応、ここは提携業者」という範囲が異なるため、対応範囲と施工体制を最初に確認しましょう。重なり領域(目隠しなど)は、あえて造園系と外構系の両方に相談すると、異なる提案を比較できます。

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    見積もりを同じ条件で比較し、維持の手間まで確認する

    見積もりは項目の内訳(材料・施工・処分・諸経費)まで確認し、会社ごとに条件がずれていないかをそろえて比較します。金額だけでなく、完成後の手入れの手間(植栽の管理頻度・構造物のメンテナンス)と保証・アフター対応も判断材料です。工事後に「誰がどう維持するか」まで見通せたら、契約に進みましょう。

庭・外構の工事依頼でやってはいけないNG行動

NG:1社の話だけで工事内容と金額を決める

庭・外構工事は定価が見えにくく、会社の得意分野によって提案も金額も変わります。1社だけの話で決めると、比較の物差しがないまま契約することになります。同じ条件で複数社の見積もりを取り、内訳を比べるのが基本です。

NG:照明・電源の配線を自分で工事する

屋外の電気配線工事は電気工事士の資格が必要な領域で、無資格の工事は感電・火災の危険があるうえ法令にも関わります。家庭で扱えるのはコンセントに差すだけの製品などに限られます。配線を伴う照明計画は必ず有資格の施工体制がある業者に依頼しましょう。

NG:植物の成長を考えずに構造物を配置する

木のそばに舗装やフェンスを設けると、将来の根の張りや枝の成長と干渉することがあります。逆に、構造物の際に成長の速い木を植えるのも同様です。植物と構造物が近接する計画では、数年後の大きさを見込んだ配置かどうかを業者に確認しましょう。

NG:「全部一度に完璧に」で予算を使い切る

外構・庭の要望をすべて一度に叶えようとすると、費用が膨らみ、暮らしてから「こうすればよかった」と思っても直しにくくなります。優先度の高い構造物と骨格を先に、装飾や植栽の充実は暮らしながら段階的に、という進め方も検討しましょう。

依頼先の選び方と当サイトで探せる範囲

整理すると、植栽・剪定・伐採・芝生・庭の手入れと再設計は造園・植木屋系、駐車場・門扉・フェンス・舗装など構造物の新設改修は外構・エクステリア系が相談の中心になります。両方にまたがる場合は、中心となる工事の側に軸足を置き、もう一方の対応可否を確認するのが進めやすい形です。造園業者と植木屋の違い・頼み分けは造園業者と植木屋の違いで詳しく解説しています。

当サイトが主に扱っているのは「植物系」の領域です。庭木の剪定は剪定110番(1本2,890円〜・出張費3,000円別途の掲載値)、伐採・抜根は伐採110番、庭全体の手入れや作り直しの相談はsmileガーデンお庭マスターが選択肢です。庭のリフォームで「木を減らして管理を楽にしたい」という要望は、造園系サービスの得意分野です。

ウッドデッキ設置や砂利敷きなど作業単位の依頼は、地域の事業者を比較できるくらしのマーケットで探す方法もあります。庭をコンクリートにする判断は庭をコンクリート・土間打ちにする判断、照明まわりの注意はガーデンライトと配線の注意点で解説しています。札幌市周辺で庭の手入れの依頼先を探す場合は札幌の庭業者まとめも参考にしてください。

庭まわりの「植物系」の困りごと、まず相談してみませんか

庭の写真とやりたいことを伝えれば相談は始められます。見積もり無料のサービスで、剪定・伐採・庭の手入れの費用を確認してみましょう。

庭リフォームと外構工事のよくある質問

Q.庭の木を全部抜いて駐車場にしたい場合、どこに頼めばよいですか?

A.伐採・抜根(植物系)と土間コンクリート等の舗装(構造物系)の両方が関わる工事です。外構業者が伐採ごと請け負う場合も、造園業者が伐採を行い舗装は外構業者という分担になる場合もあります。両対応の会社にまとめて頼むか、それぞれの専門に分けて頼むかを、見積もり比較で決めるとよいでしょう。

Q.外構業者に庭木の剪定も頼めますか?

A.会社によります。外構が専門の会社でも簡単な剪定に対応する場合はありますが、樹種ごとの適期や樹形を踏まえた剪定は造園・植木屋系の得意分野です。定期的な庭木の手入れが目的なら、造園系のサービスに頼むほうが継続的な管理の相談もしやすくなります。

Q.見積もりを比較するとき、金額以外に何を見ればよいですか?

A.内訳の細かさ(材料・施工・処分・諸経費が分かれているか)、対応範囲(どこまで自社施工か)、資格が必要な工事の施工体制、工期、保証・アフター対応、完成後の維持の手間の説明があるか、といった点です。同じ要望を伝えても会社によって提案が異なるため、「なぜこの提案なのか」の説明に納得できるかも重要な判断材料です。

Q.庭のリフォームはどの季節に頼むのがよいですか?

A.構造物の工事は年間を通じて行われますが、植栽を含む工事は植え付けに向く季節が樹種によってあるため、時期の相談が必要です。また、剪定や庭の手入れは年末などに依頼が集中しやすい傾向があります。希望の完成時期があるなら、余裕を持って早めに相談し、植栽の適期は業者の提案に従うのが確実です。

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